日本を代表する漫画家たちのお宝が一堂に!
「新庄・最上漫画ミュージアム」
多数の漫画家を輩出し“漫画家の聖地”ともいわれる新庄・最上地域。
新たにオープンした「新庄・最上漫画ミュージアム」を体験します!
「HUNTER×HUNTER」「幽☆遊☆白書」の作者として知られる冨樫義博氏や、「劇場版・名探偵コナン」の作画を手掛けた阿部ゆたか氏。ドラマ化され日本と台湾で大ヒットした「本家のヨメ」の作者である岡田理知氏など、日本を代表する漫画家の出身地として最近では世界各国から注目を集めている新庄・最上地域。この地に新たにお目見えした「新庄・最上漫画ミュージアム」には作家直筆のイラスト、サイン色紙、原画レプリカ、非売品のフィギュアなど、ファンにはたまらないレアグッズが一堂に展示されているとか…。聞いただけでワクワク感に溢れるミュージアムをさっそく覗いてみましょう!
エントランスには、来場者が自由にメッセージを書き込めるウェルカムボードが設置されています。来館の記念に思い思いのメッセージを書き込んでみて下さい。中にはかなりの腕前のイラストも描かれています。この中から未来の漫画家が誕生するかもしれませんね。
その先には、新庄・最上にゆかりのある漫画家たちの紹介と彼らが「新庄まつり」をモチーフに描いたパネルが展示されています。幼少期の思い出や地元に対する思いを込めて描き下ろされた郷土愛に溢れる作品の数々は、昨年、5カ月間のリレー方式で新庄市の広報誌の表紙を飾り話題となりました。
漫画本の展示コーナーには、外国語版も含めたコミックが約200冊並び自由に閲覧することができます。昔懐かしいデビュー作や現在では入手困難なものなど多数揃っていますのでこの機会にしっかりと目に焼きつけて下さいね。
こちらは原画展示コーナー。各作家の原画レプリカが100点以上並び漫画ファンの心を掴んでいます。中でも要注目なのは冨樫義博氏が描いた「HUNTER×HUNTER」のキャラクター設定原画。連載が始まる1年前に描かれたという、キャラクターが生まれる瞬間のスケッチは、ファンならずとも見逃せない貴重な品です。
ミュージアムの最後には冨樫義博氏が描いた新庄市公式キャラクター「かむてん」を各作家のサインとともに祀った「かむてん神社」も登場! かむてんは「COME(カム)店」「COME(カム)点」の語呂合わせから商売繁盛、学業成就の御利益もあるとか!? 新庄発信のスマートフォンアプリ「アライザ-」を使えば「かむてんおみくじ」やフォトフレームが楽しめます。
アプリ「アライザー」のDLはこちら App Spre / Google Play
新庄・最上漫画ミュージアム
[電話番号]
0233-29-1311(最上地域観光協議会)
[営業時間]
9:00~18:00
[休館日]
第2第4月曜日、年年始休館(12/31、1/1)
[URL]
あとがき
稀にみる人数の漫画家が誕生している新庄・最上地域。その理由は、雪深い冬、外で遊べない子どもたちの“室内での絵描き”にあるのでは? ともいわれ、雪国ならではの気候と風土により育まれた感性は、いまや世界の人々を魅了する物語を作り上げるほどになっています。物語の舞台を訪れた旅の次は、この地で作者のルーツを辿る旅に出かけてみませんか?「新庄・最上漫画ミュージアム」にはここでしか出合えない数多くの宝物に溢れています。
最終編集日 2017/3/31
- 取材/文:角川アップリンク 編集部